あゆむ社長のブログ

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劣悪な廃石膏ボードのリサイクル(2)

先週に引き続き、劣悪な廃石膏ボードリサイクルのネタです。
先週、廃石膏ボードを石膏・紙に分離処理する際に壁になるのは「廃石膏ボード以外の異物を混入しないこと」について愚見を述べました。
今週は「水分を帯びた廃石膏ボードの除去」についてです。

それにしても今年の夏~秋は雨が多い年でした。
当社製設備導入先の方々から例年以上に「湿った廃石膏ボードも容易に分離処理できるようにしてほしい」とのご要望を多くいただいております。

石膏ボードの主原料である石膏(二水石膏)は通常、素材的に流動性が悪く、水分(付着水)を帯びたものは輪をかけて流動性が悪くなり、そのまま専用設備で処理すると設備内で「粘土をこねた状態」になり、詰まってしまいます。
当社としても湿・廃石膏ボードの容易な乾式分離処理技術の確立は喫緊の課題と考えており、関係部署と研究中です。
なかなかこの事業では『タブーへの挑戦』であり、時間を要するかもしれませんが、近々にご紹介できれば、と念じております。

他方、湿った廃石膏ボードが嫌われる理由は利活用方法にもあります。
分離後の石膏を土壌改良材や固化材の原料で利活用する場合は「絶乾状態」を求められます。
少しでも水分があると利活用先の設備で不具合が発生する他、ブレンド直後に化学反応が起こり、製品として使用する前に反応が終わって「風邪を引いたセメント状」になってしまいます。

これらの理由で処理する廃石膏ボードは乾燥状態が求められるのです。

全国各地の多くの中間処理業者様には頭の痛い、構造的問題ではありますが(誤解を恐れず申し上げれば)上手く中間処理することは専門業者様のノウハウであると思います。
入口部分の品質管理にお気をつけいただければ、処理困難物が容易になるものと信じております。


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