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廃石膏ボードリサイクルの事業性

10/20付当ブログで我々への引合の量が増えてきた(?)ことを触れました。
今の産業廃棄物中間処理事業において、不況に関連し廃棄物の量が減少していることに鑑みて、業界では新たな取り組みが検討されていることと推察しています。
廃石膏ボードについては自社の営業エリアに見合った受入が一定量確保され、リサイクルツールがしっかりしていれればその利益率は決して悪くない、というデータがあります。
廃棄物の量が少なくなっても建設廃棄物の場合、廃石膏ボードの構成比率は年々増加していくことは周知の事実です。
事業のビジョンを明確にし、一定量の「材」を確保し、量に見合った施設を作り稼動、分離した石膏・紙は後ろ指を刺されることなくリサイクルとして出荷することが計画できるならば他の産業廃棄物を取り扱うよりも採算は十分見合うものと考えます。
混合廃棄物オンリーで事業をされている方は量が本当に少なくなっていることから、さぞ大変だろうと思います。
木くずや廃プラの中間処理施設もしっかり多くなり、各地でダンピングがなされ、業界が業界の首を絞めているのが現状です。
廃石膏ボードリサイクル施設の場合、年々増えていますが、前記の「今後の発生量」が全て賄えるかといえば、答えは「否」です。
大都市に大規模な専用施設があっても市場全体の廃石膏ボードを処理することはできません。
キチンとした事業計画を策定し、それに見合った施設を創ること。
決して処理能力が大きければ良いという問題ではありません。
私共はこれまでの経験と知識をフルに活かし、廃石膏ボードリサイクル事業の企画から装置導入、メンテナンスに至るまで一貫したサービスを展開しています。
既存の廃石膏ボードリサイクル施設で受入量が少ない、と嘆いている皆様には(クドいほど触れていますが)不振の原因がどこかにあるはずです。
原因を究明し、対策を練ることが肝要です。
「受入単価を安くすれば入るだろう」だけでは根本的な解決にはなりません。
上目線からのブログ内容、どうぞお許し下さい。
一緒にがんばっていきましょう!!
参考までに経済産業省の評価資料をご紹介します。


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安心・安全を担保する③

当ブログ9/30付をご覧頂いた多くの方からご連絡をいただきました。
ご質問のほとんどは『どのように有害性のリスクを回避すれば良いか』ということに尽きます。
廃石膏ボードから分離したリサイクル石膏が有害でないとするためには「溶出試験」をし、ヒ素・カドミニウム・フッ素の溶出が産廃基準・土壌環境基準・持込先の社内基準よりも下であることを証明する必要があります。
溶出試験に掛かる費用は概ね15,000~20,000円程度でしょうか。
検査期間は大体10日程度です。
自社で簡単に検査できる『簡易キット』が世に出ると面白いと思います。
自社で生産したリサイクル製品が後ろ指を刺されないように、キチンとした管理が肝要です。
ご不明の方、更に詳しい情報を知りたい方、どうぞご連絡下さい。
タダでは限度がありますが…。


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セミナー、各地で開催

10月は廃石膏ボードリサイクル関係のセミナーやイベントが各地で開催されます。
10/15 石膏ボード工業会講演会(於・東京)
10/27 ’09建設リサイクル技術発表会(於・札幌)
10/30 MRG工法協会設立総会(於・仙台)
全国各地でいろいろな取り組みが行われています。
私もいろいろ首を突っ込んで頑張っています。


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安全・安心を担保する②

自社で受入れている廃石膏ボードが少ない
 ↓
受入価格を下げ受入量を増やす
 ↓
近隣の同業者がさらに受入価格を下げた
 ↓
それに負けまいとやむを得ず自社の受入価格を更に下げた
 ↓
それでも思った効果が得られない
…という施設が局地的に見受けられます。
価格を下げ競争に勝つというのも一つの施策ですが、この種のやり方は終わりがありませんし、自分の首を絞めることになります。
ここは発想を変えて「自社の強み」を再度考えてはどうでしょうか?
例えば…
我が社で受入れた廃石膏ボードは石膏・紙に分離させ、品質を高め、それぞれを確実にリユース・リサイクルさせています。
処分は一切行っておらず、お客様・地域に安全で安心なフローに基づき事業しています。
そのために必要な経費は最低限頂戴しています。
                                             …というような具合。
排出事業者は安く処理してもらえるに越したことはありませんが、違法行為や不明瞭な処理までして処理してほしいとは考えません(違法行為ならば最終的に連座して責任を負わなくてはならない)。
「この中間処理の手法ならば価格は決して安くなくても安心できる」と思ってもらうことが肝要です。
自社の手法の『見える化』と処理した材の安全を担保すること。
大切なことと考えます。
私の話は「綺麗事の理想論」で「机上の空論」かもしれません。
でも綺麗事から始め、理想を追求しなくては良い成果は得られないと思います。


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安全・安心を担保する①

関東で廃石膏ボードリサイクル事業を行っているX社は分離した石膏を建材メーカーに供給しています。
これまでは何らクレームが無く順調に推移していましたが、先方で溶出試験をしたところ、許容範囲以上のヒ素が混入していることが判明し、現在X社では石膏の供給がストップしています。
1997年6月、時の厚生省は国内の石膏ボード生産工場全てを調査し、ヒ素等が溶出することが判明した工場を特定しました。
当時の文書では…
◆小名浜吉野石膏(株)いわき工場で’73~’97/4月の間に製造された石膏ボード製品で0.41mg/lのヒ素が溶出
◆日東石膏ボード(株)八戸工場で’70・’71・’77・’83~’97/4月の間に製造された石膏ボード製品で0.24mg/lのカドミニウムが溶出
◆解体工事段階で廃石膏ボードの裏面に印刷されている製造工場名を確認し、該当するものについては製造工場で一定の条件で引き取る
…となっています。
常々申し上げていることですが、元廃棄物を中間処理し、リサイクルさせる為には
◇リサイクル手法の透明性を化学的に証明すること
◇リサイクル材自体の安全性を化学的に担保すること
…が肝要です。


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